歴史調査(縄文と日本人とは何か? 和辻の風土について)

歴史調査(縄文と日本人とは何か?)
縄文時代は、大陸から切り離され、温暖な気候で定住化し、自然と共生していて、農地を広げることなく、効率を求められたり、他人からの強制を受けることなく変わらない生活を皆仲良く1万年続けていた。これが日本人は何かという問に答える鍵であるという意見がある。この「縄文と日本人とは何か?」というテーマに関して、私なりに思いつく考えを整理していきたいと思い、まず自分の所有している本「風土」和辻哲郎著昭和10年を取り上げる。
① 「風土」第2章3つの類型、で気候をに3つに分け、モンスーンにすむ人は受容的、忍従的性格があるとしている。砂漠は服従的、戦闘的、牧場は、意志的、論理的としている。インドはモンスーン、ヨーロッパは牧場的と分類し、牧場的は自然が従順で物事が計画的に進み合理性が育ちやすいと説明している。
②第3章モンスーン的風土の特殊形態、の中で、日本は温帯モンスーンで台風が来ると言っている。日本人の台風的性格とは、突発的に戦闘的になり、それが収まると諦めの境地になる。この突発的忍従性は、淡白に生命をすてることに見られる。この国民的性格は、歴史的形成物としての家族のあり方も牧場、砂漠、モンスーンで違い変わってくる、牧場的では夫婦が基本で、砂漠では部族、モンスーンでは、家族(家)が基本となる。
③昭和10年に和辻が「風土」で考えた日本人の性格は、大陸文明から切り離された島国という切り口はないし、縄文という言葉は出てこないが、世界のなかで縄文や日本人は何かという問に対し、風土即ちモンスーンの森が性格にどう現れるかを考える参考になると思う。   

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