歴史調査(元号 令和)

歴史調査(元号 令和)
新しく決まった元号 令和について、暇に任せて、思いつくまま、調査してみる。

1、元号とは(ウィキペディアより)
紀年法のうち、西暦やイスラム紀元、皇紀(神武紀元)などが無限のシステム(紀元)であるのに対して、元号は有限のシステムである。皇帝や王など君主の即位、また治世の途中にも行われる改元によって元年から再度数え直され(リセット)、名称も改められる。元号の元年は「1年目」に当たる。英訳すると、元号は「regnal era name」などとなる。
・令和は248番目の元号。
・2文字が普通で4文字はは5回ある。(例 天平感宝 神護景雲)
・元号は元号法(1979年制定)によってその存在が定義されており、法的根拠があるが、その使用に関しては基本的に各々の自由で、私文書などで使用しなくても罰条などはない。一方で、西暦には元号法のような法律による何かしらの規定は存在しない。
・西暦とは、キリスト紀元(基督紀元)や西洋紀元ともいい、また西洋紀元を略して西紀(せいき)とも呼ばれる。(紀年法であり暦法とは違うので、西暦というのは、少し意味がおかしい。)

2 令和について
令和の出典
菅義偉(すがよしひで)官房長官が記者会見で公表した。
出典について「『万葉集』巻五、梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文」と説明した。「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かおら)す」から引用した。春の月の美しさと空気の爽やかさを表現した文章から。

最初聞いたときは、「和」はともかく、令とは命令とか法令とはの意味しか思い浮かばず、とまどった。
令には、良いとか美しいとかいう意味があるとの説明が、その後テレビで解説され、一応納得したが、令と聞き、まず命令の令と思うのは、私だけでないと思うので、やはり少し令の採用には疑問が生じる。
令和について、文字の意味を調査してみる。
「和」については、ブログ 歴史調査(日本の国名 大和)で報告済みである。
https://44806945.at.webry.info/201809/article_10.html
従って、「令」について調査してみる

令の意味と解字(語源)
令の意味(漢和辞典 三省堂)
①法律、法令②公文の一種、ふれぶみ、おふれ、命令文③地方長官「県ー」④ヨい→⑤他人の血族の敬称「ー妻、-姉、-孫」⑥・・・をシて・・・シむ。させる。使役の動詞⑦おおせ、いいつけ、さしず。命令⑧モし、仮説の語⑨時令、時節
令の解字(ニコニコ大百科)
字形亼+卩の会意。解釈に諸説ある。
甲骨文や金文の字形は△のものの下に人が跪く姿の象形である。△については、口を逆さまにしたもので号令を発して人が跪くという解釈(〔文源〕)、礼冠を被って神のお告げを聞くという解釈(白川静)、廟屋を表し廟で命令を受けるという解釈(〔古籀補補〕)がある。〔説文〕は、人を集めて(亼)、割符(卩)を与えて号令する意味としているが、甲骨文などの字形から誤りとされる。
解字から善、美などの意味は、出てこないので、さらに調べたところ。
どうやら仮借文字らしい。

「ジョンお姉さんが解説する(元号でよくわからないこと言っている人)」
https://togetter.com/li/1334415

その調べた記事には「「令」が良いという意味になっているのは「命令」だの「秩序」なんて全く関係なく、「令」の音が「霊」に通じることから、霊の意味である「善」の意味を持たせて文字を借りた「假借(かしゃ)」という漢字古来の用法でございます。」と書いてあり、令の解字では判らないはずである。
霊を漢和辞典で調べると、善いとか尊いとかそういう意味がいっぱい出てくる。
(霊山、霊宝、霊妙)

出典を明らかにして記載しているので著作権に抵触しないとおもうので、もう少し記事から抜粋する。

また、古い出典は詩経で下記のように書いてある。
『詩経(周)・大雅 卷阿』
「態度は温和で意気は盛ん、(原文・・・令聞令望)宝玉のように気高く、評判高く人望がある。このような徳の高い君子は、世の中の手本となる。」

元ネタである詩経の成立は遅くとも紀元前6世紀、その用法を解説している中国最古の字典『説文解字』は紀元1世紀頃の後漢の成立です。その註では、(凡令訓善者、靈之假借字也。)『当初使用された文字ではなく、漢代の『爾雅』の成立までには令字に假借されている旨を記しているので、遅くとも紀元1世紀までには、詩文における「令」字の「善い」という意味は確立し、多用されていたことになるわけでございます。
そして清代に作られた康煕字典でもその意味は変わっておりません。「上からの命令」だの「使役」だの「秩序」などという意味は全く挿入されておりません。はい。
出典が漢書がどうとかいうお話、『漢書』の成立は後漢の章帝の時代(紀元75年~紀元88年)
『帰田賦』の張衡は後漢の人 (87年-139年)
『帰田賦』が作られたのは後漢の順帝永和三年(紀元138年)ころ。
【後漢の順帝】永和3年 ここ大事ですよ!
『蘭亭序』の王義之は東晋の人(303年-361年)

これらが時間と空間を超えて漢書に記述されることはございません

日本の元号は全て漢籍が典拠、というのは明白な嘘です。はい。白雉、和銅、霊亀、養老、神亀、天平、天平感宝、天平勝宝、天平宝字、天平神護、神護景雲、宝亀など、国内の瑞兆、祥事に基づく元号はいくらでもございます。はい。

以上少し引用が長くなりましたが、御容赦ください。

「令和」についての私の感想
外務省は3日までに、新元号「令和」の意味を英語で表現する際、「beautiful harmony」に統一することを決めた。と報じられています。
何が美しいかは、内容によると思います。気を付けなければいけません。誰かが「美しい○○」といっても、それは誰しもが美しいとは思はないかもしれません。一人一人が何が美しいよく考えて行動すべきと思います。
以前ブログで紹介したように、
https://44806945.at.webry.info/201809/article_8.html
私の持論(持論で出典はありません)
歴史を知り、現在を認識して、未来を考える。(メロデー
それには、自分の倫理、戒律、信仰を確立する必要がある。(リズム
そして実行、行動するには和を持ってあたる。(ハーモニー
そうすれば美しい一生が得られる。(音楽)
もちろん美しい国を実現するには美(音楽)が必要です。




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